性病・性感染症

クラミジアの症状・原因・検査・治療方法のまとめ

日本において最も感染者数が多い性病がクラミジア感染症です。クラミジア感染症は男女ともに自覚症状が少ない性病のため、知らず知らずのうちに感染してしまっている可能性が非常に高いです。病原菌の感染力が非常に強く、あらゆる性行為によって感染するため要注意です。特に若い女性に感染者数が多い特徴があります。

執筆:運営本部

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クラミジアとは

クラミジアとは日本で一番感染者数が多い性感染症です。厚生労働省が指定した定点医療機関からの報告数は平成26年は24,960人と性感染症の中で最も多い数字を出しています。また、この報告数はあくまでも感染者数の一部であり、クラミジアに感染している人は延べ100万人以上いるとも言われています。

クラミジアは年齢別に見てみると20~29歳の若年層が最も感染者が多く、特に20~24歳の女性の感染者数が顕著に多いです。女性は比較的10代半ばから20代での感染者数が多く若い世代に集中しています。一方、男性は20代から40代半ばまでと割と若い世代から中高年の世代まで幅があります。

また、クラミジアは比較的男性よりも女性の方が発症しやすい性病です。特に性器クラミジアは、性器に感染しますが、男性の性器の感染場所よりも女性の性器の感染場所の面積の方が広いため女性に感染しやすく、特に若い女性に感染しやすいという特徴があるのです。もちろん、だからと言って男性に感染しにくいというわけではありません。平成26年度の報告数では女性が全体の約53%を占めるのに対し、男性は全体の約47%を占めているように、それほど男性と女性とで報告数に大きな偏りはないのです。

クラミジアの症状

クラミジアは女性、男性ともに症状がほとんどないのが特徴的です。また、感染してから症状が現れるまでの期間(潜伏期間)は約1~3週間あります。

女性

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  • おりものの増加
  • 不正出血

クラミジアに感染した場合はほとんど症状がありません。無症状のままクラミジアに感染している状態が続き、妊婦健診で検査をした時に初めてクラミジアに感染していることに気づくというケースも多い程です。

性感染症として最も多いクラミジアは女性の場合は約8割が何も症状を自覚することがない無症状のまま、或いは症状があったとしてもそれをクラミジアや性病が原因である症状として自覚することが出来ないままになってしまうのです。

また、稀に「おりものが少し増える」「性行時に軽い出血がある」といった症状が出る場合もあります。しかしほとんどの方は自覚症状がないままですので、クラミジアに感染したまま治療を行うことが出来ず、知らず知らずのうちにクラミジアによる感染がどんどん進んでいき、不妊症になってしまうリスクがあります。

男性

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  • 尿道の痒み
  • 違和感
  • 排尿痛

女性同様に男性もクラミジアに感染しても自覚症状がないことが多いです。女性よりは多少の自覚症状がある人も僅かに多いのですが、それでも全体の5割の人が症状に気づかないのです。

男性がクラミジア感染で自覚する症状としては、「軽く尿道が痒くなる」「尿道に不快感を感じる」「排尿時にちょっと痛みがある」といったものです。これらの症状は比較的軽めのため、こういった症状が出ても気にすることなくやり過ごしてしまう方も多いため要注意です。また、クラミジアに感染後自覚症状が現れても数日のうちに症状が消えてしまうこともあるため厄介なものです。自覚症状が消えたからと言ってクラミジアが治ったというわけではありません。

男性の場合、クラミジアの感染が進行していくと前立腺炎や副睾丸炎を引き起こす原因となります。また、男性不妊症の原因にもなります。

クラミジアの原因(感染経路)

クラミジア・トラコマチス

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クラミジア感染症はクラミジア・トラコマチスという細菌に感染することで発症します。この細菌は直径0.3ミクロン程の非常の小さな細菌で、性行為による直接接触によって人から人に感染します。感染すると主に膣や子宮、男性の尿道、咽頭に住み着き、そこで感染症を引き起こします。

クラミジア・トラコマチスは感染力は強い菌ですが、生命力はそれほど強くはありません。そのため人から離れてしまうと死んでしまうため、性行為における直接接触以外で感染することはほとんどありません。トイレやお風呂、タオルなどを通して感染することは通常はありません。

あらゆる性行為で感染

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クラミジア感染症の病原菌であるクラミジア・トラコマチスは感染力は強いため、あらゆる性行為で感染します。男性の性器を女性の性器に挿入する一般的な挿入行為では性器から性器へと病原菌が感染します。当然ながら男性から女性側へ女性側から男性側へと、どちらにも感染していきます。

そしてクラミジアは膣や尿道だけではなく咽頭(のど)にも感染する病原菌ですので、オーラルセックスにおいても性器から咽頭へ、咽頭から性器へと感染します。フェラチオ、クンニリングスといったオーラルセックスが若い世代を中心に増えているため、オーラルセックスによる感染にも注意が必要です。当然ながら”する方”、”される方”どちらも感染を移す側になり、感染を移される側になります。

また、咽頭に感染している場合はディープキスでも感染する恐れがあります。咽頭(のど)から咽頭(のど)へと感染するという事です。一般的なフレンチキスであれば感染する可能性はほぼありませんが、ディープキスのような濃厚なキスの場合には感染する可能性もなくはありません。

性行為以外で感染することはほぼない

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クラミジア感染症の原因菌であるクラミジア・トラコマチスは感染力は強い菌ですが、その生命力自体はそれほど強くはありません。むしろ生命力は弱い菌です。そのため、一旦人から離れてしまうとすぐに死んでしまうのです。クラミジア・トラコマチスは人の粘膜でしか生きることが出来ないので、大勢の人が集まるプールや温泉に行ったからといって、そこで感染することはまずありません。粘膜同士が直接触れ合うようなことが無い限りクラミジアは感染しません。

そのため、ペットボトルの回し飲みやタオルの共有など性行為以外の日常生活の中でクラミジアに感染する心配はないと言えます。

クラミジアの検査

抗体検査

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クラミジアの検査としては、クラミジアに感染している可能性があるかどうか調べるために抗体検査が行われます。抗体検査とは体内にクラミジアの抗体があるかどうかを調べる検査の事で、この検査によって過去に感染経験があるかどうかを調べることが出来るのです。この検査では今現在感染している場合も過去に感染したことがある場合も陽性反応が出ますので、今現在感染しているのかどうかは分かりませんが、少なくとも感染の疑いがあることは分かりますので、スクリーニング検査としての位置づけで行われます。つまり、明らかに感染の疑いが無い人と感染の疑いがある人をふるい分ける検査です。

抗体検査は血液検査で行われます。この血液検査で陽性反応が出ればクラミジア感染の疑いがあるため、現在感染しているかどうかを調べるために追加で抗原検査を行うことになります。

抗原検査

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抗体検査で体内にクラミジアの抗体があり、クラミジアに今現在感染している疑いがあるとわかった場合に行われるのが抗原検査です。抗原検査では、今現在クラミジア感染症の原因菌であるクラミジア・トラコマチスが体内にいるのかどうかを調べる検査です。今現在クラミジア・トラコマチスが体内にいればクラミジアに感染しているという事になります。

抗原検査は男性と女性で検査方法が異なります。男性の場合は尿検査が行われます。尿に含まれるクラミジアを見つけるために、出始めの尿である初尿を採尿して検査を行います。一方、女性の場合は子宮内ぬぐい液による検査を行います。膣のおりものを綿棒のようなもので採取する検査です。この検査によって膣分泌物であるおりものにクラミジアが含まれているかどうかを調べることが出来ます。

クラミジアの治療方法

抗生物質による治療

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クラミジアの治療は男女ともに抗生物質を内服する形で行われます。クラミジアは抗生物質の薬をしっかり飲むことで完治させることが出来る性病です。治療期間は個人差もありますが、長くても1週間程度で終わらせることが出来ます。

クラミジアの薬は以前までは複数回服用タイプが主流でした。複数回服用タイプはクラミジアが完治するまで薬を飲み続けるもので、飲み忘れや途中で服用を辞めてしまい再発のリスクがあることが問題になっていました。しかし、最近では単回服用タイプの登場により飲み忘れや自己判断による服用中止からくる再発のリスクが緩和されました。

単回服用タイプは、一度だけ薬を飲んでしまえば後は薬を再度飲む必要はありません。薬を一度飲めば約7日間は効果が持続しますので、何度も服用する必要がなくなり、飲み忘れの心配もなくなります。

自然治癒の可能性

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クラミジアは放置しておいても自然治癒する可能性は僅かにあるようです。クラミジアの治療は主に抗生物質が使われますが、風邪の際に処方される抗生物質が偶然クラミジアの病原菌にも効いてクラミジア感染症が自然治癒してしまっているように見えることが稀にあるようです。

また、アメリカの研究によるとクラミジアに感染した人の約45%が1年で、約95%の人が4年で自然治癒したという報告もあります。そのため、クラミジアは自然治癒するから放置しておいても良いように思えてしまいます。

しかし、クラミジアを放置しておいて自然治癒することを願っておくのはかなりリスクがあります。クラミジアは病原菌がどんどん奥に感染が広がっていき、女性の場合は子宮内膜炎、卵管炎、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎、肝周囲炎を発症させる原因となり、将来の不妊症の原因にもなります。男性の場合も前立腺炎や副睾丸炎を引き起こし、こちらも男性因子の不妊症となる原因となります。

クラミジアは放置して感染が広がっていくとリスクが大きい性病です。ただ、検査を受け治療を正しく行えば1週間程で完治させることが出来るものですので、自然治癒に任せるようなことはせず、しっか検査を受けて陽性反応であれば治療を受けることが何より大切になります。治療は何も特別つらいものではなく、抗生物質の薬を服用するだけのものですので、疑いがある人は早期に発見、早期に治療を行うようにしましょう。

再発・再感染の可能性

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クラミジアは正しく治療を受け完治させることが出来れば再発することはありません。しかし、治療期間中に薬の内服を自己判断によって中止してしまったり、飲み忘れがあるとクラミジアを完治させることが出来ず体内に病原菌が残ったままになってしまうので再発を繰り返してしまうことになります。再発を防ぐためには、自己判断によって薬の服用を辞めたりせず、最後まで治療を正しく続けることが大切です。

また、クラミジアは残念ながら一度感染してしまえば二度と感染しないものではありません。クラミジアを完治させても、感染可能性のある行為を行えば再度感染することがあります。再感染を防ぐためには、パートナーにもクラミジア検査を受けてもらうことが大切です。もし、自分だけが検査を受け治療を済ませても、相手がクラミジアに感染している場合、相手から再度クラミジアをもらい、再感染してしまうことが繰り返されてしまうので、自分だけではなくパートナーにも検査を受けてもらい、感染している場合には治療を受けてもらうことが大切です。


自宅でこっそり性病検査が出来る

男性用

検査項目

  • HIV(エイズ)
  • クラミジア
  • 淋病
  • 梅毒
  • トリコモナス
  • カンジダ
  • 咽頭淋病
  • 咽頭クラミジア
  • B型肝炎
  • C型肝炎

女性用

検査項目

  • HIV(エイズ)
  • クラミジア
  • 淋病
  • 梅毒
  • トリコモナス
  • カンジダ
  • 咽頭淋病
  • 咽頭クラミジア
  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • HPV
  • 子宮頸がん
  • 自宅で簡単に検査出来る
  • 完全匿名性で誰にもばれない
  • 簡単な方法で検体を採取して郵送するのみ
  • 翌日から3日程でウェブ上で結果が分かる
  • 国指定の登録衛星検査所で検体検査が行われるため信憑性は問題無し
  • 大手メディアで多数取り上げられている安心感

GME医学検査研究所の検査キットを使用すれば誰でも自宅で手軽に、誰にもばれることなく、迅速に性病感染の有無を調べることが出来ます。検査キットの信憑性が心配されることもありますが、郵送された検体は病院や保健所が利用している国指定の登録衛生検査所という専門機関で検査される形になりますので、病院や保健所での検査結果との差はありません。性病が気になる方は出来るだけ早めに検査を行ってみてください。

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