行為から見る性病

アナルセックス(肛門性交)で感染する性病

アナルセックスはあらゆる性病に感染する可能性があります。また、傷が出来たり、出血したりといったリスクがあるため、通常の膣挿入に比べて性病の感染率は高いです。特に同性愛者に感染者が多いHIVや梅毒の感染に注意が必要です。アナルセックスは血液を介して、HIVや梅毒の感染確率が上がります。

執筆:運営本部

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アナルセックスは性病に感染する可能性が高い

アナルセックスとは、男性の性器を女性或いは男性の肛門に挿入する行為です。膣への挿入行為とは異なり、妊娠する可能性が無いため、アナルセックスは安全な性行為だと誤解されるケースが多いです。しかし、アナルセックスは、避妊目的では安全と言えるものの、性病感染という点では決して安全な性行為ではありません。むしろ、アナルセックスは通常の膣挿入行為に比べて性病感染の危険度が高い行為です。

同性愛者だけではなく異性愛者にも広がっている

アナルセックスは、一般的には男性の同性愛者であるゲイの人達の性行手段として知られています。男性と女性の性行為では、性器を膣に挿入する通常の性行為が一般的ですが、男性同士の場合は挿入する場所は肛門に限られるため、アナルセックスが行われているのです。そのため、アナルセックスは同性愛者の性行手段として認知されています。また、アナルセックスは、おかまを掘るとも言われ、挿入する側は「掘る」、挿入される側は「掘られる」という言葉が俗語として用いられます。

このアナルセックスは、男性の同性愛者の性交手段として知られていますが、異性愛者にも新しい性行為として広がっています。500人の20代OLの調査では、アブノーマルセックスの経験の割合は34%、ラブコスメの調査ではアナルセックスの経験がある人の割合は30%と高い数値が出ています。アナルセックスは、膣よりも強い締め付けがあるため、彼女や妻にアナルセックスを求める男性が増えているのです。また、女性も膣での挿入とは違った刺激を得られるため、アナルセックスにハマる人も増えているのです。

このように、今やアナルセックスは男性の同性愛者だけのものではなく、男性と女性の異性愛者にも広がっています。そのため、同性愛者、異性愛者に関わらず、アナルセックスにおける性病の危険性について知っておく必要があります。

肛門は傷つきやすいため性病の感染確率が高い

一般的な性行為で挿入する場所である膣は、出産時には産道になる場所です。また、もともと膣は挿入行為に適した場所のため、膣内の粘膜は肛門に比べると強く傷つきにくいです。しかし、肛門は本来は排泄をする場所であり、異物を挿入される場所ではありません。そのため、肛門は異物を挿入すると、傷つきやすく、弱い場所です。アナルセックスは、そんな弱い場所に挿入することになるため、出血のリスクがあります。

性病の病原菌は、粘膜や傷口から侵入し感染を起こしますが、粘膜よりも傷口の方が侵入しやすいです。粘膜はウイルスや菌の侵入を防ぐある程度の防衛機能がありますが、傷口は防衛機能がなく無防備な場所のため、容易にウイルスや菌が侵入していまします。そのため、肛門に傷口が出来やすいアナルセックスは性病の感染確率が上がるのです。

また、性病感染の可能性が高いのは挿入される側だけではありません。肛門内の傷口から出る出血から、挿入する側も感染する可能性が高くなります。性病の病原体は血液の中に多く含まれるため、出血を伴いやすいアナルセックスは、挿入する側も感染する可能性が高くなるのです。

アナルセックスで感染する性病

HIV感染症

アナルセックスで特に注意が必要なのがHIVです。HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、ヒトに感染し、免疫力を低下させるウイルスです。HIVに感染し、エイズを発症させることで免疫力が著しく低下し、普段はかからないようなウイルスや菌に感染してしまい、様々な病気を発症させてしまいます。HIVはクラミジアや淋病に比べて、ウイルスの感染力はそれほど強くはありません。そのため、一般的にクラミジアや淋病に比べると、一回の性行為で感染する確率はかなり低いです。

しかし、アナルセックスの場合はHIV感染の可能性が高くなります。HIVは血液の中に多く含まれるため出血を伴うような性行為の場合は感染するリスクが高くなります。アナルセックスは、性行為中に出血を伴いやすいため、HIVの感染リスクが高まるのです。

厚生労働省エイズ動向員会が発表している平成27粘度のHIVの感染経路は、70.9%が同性間の性的接触でした。つまり、アナルセックスによる感染です。このデータから、いかにアナルセックスがHIV感染のリスクが高いかが分かります。また、異性愛者にもアナルセックスの習慣が広がっているため、同性愛者だけではなく、アナルセックスの経験がある異性愛者の方も、注意が必要です。

梅毒

HIV同様に、梅毒は同性愛者の感染者が多い性病です。つまり、梅毒もアナルセックスによる感染が多いのです。梅毒は、治療薬であるペニシリンが開発されるまでは、不治の病として恐れられていました。第四期の末期症状まで進行すると、心臓や血管、神経、目などに重い障害が現れ、最終的に死に至るこわい性病です。今は治療方法が確立されており、末期症状まで至ることはほとんどなく、早期治療を受けることで、しっかり完治させることが出来るようになっています。しかし、放置してしまうとこわい性病であることに変わりはありません。

梅毒の病原菌である梅毒トレポネーマ・パリダム(TP)は、精液や血液に多く含まれています。そのため、中出しする機会が多いアナルセックスの場合は感染リスクが高くなります。また、出血を伴うリスクがあることも梅毒感染がアナルセックスに多い理由です。

さらに、梅毒は感染して出来る硬いしこりのようなものが肛門に出来る場合があります。そのしこりはやがて痛みを伴わい潰瘍になります。その潰瘍が出てくる体液には、梅毒の病原菌が大量に含まれているため、梅毒の病変部である潰瘍がある肛門に挿入すると、高い確率で感染します。梅毒の潰瘍が性器や口、手指など目に見える場所にあれば、感染していることが分かりやすいのですが、肛門内に出来ると中々気づくことが出来ません。そのため、知らないうちに出来た肛門内の病変部から、梅毒が移る場合があるのです。

B型肝炎

「全身の倦怠感」「食欲がない」「濃い色の尿が出る」「発熱」「黄疸」といった症状が見られるB型肝炎もアナルセックスによって感染する可能性が高い性病です。B型肝炎ウイルス(HBV)は血液や体液(精液やカウパー腺液など)に多く含まれています。B型肝炎ウイルスは、HIVやC型肝炎ウイルスよりも感染力が強いウイルスと言われています。感染経路は、母子感染や注射器の回し打ち、輸血などが考えられますが、感染する原因のほとんどは感染者との性的接触です。特に出血を伴い、B型肝炎ウイルスを含む血液との接触のリスクが高いアナルセックスは感染の可能性が高い性行為です。

B型肝炎は感染初期段階に「全身倦怠感」「食欲不振」「悪心」「嘔吐」「褐色色の尿が出る」「黄疸」といった症状が現れます。また、それらの症状は次第に消え、急性肝炎から慢性肝炎へと移行します。さらに、進行すると肝硬変や肝がんにつながるおそれがあります。

C型肝炎

C型肝炎は性行為による感染率は低いです。B型肝炎に比べると、ウイルスの感染力もそれほど強いものではありません。しかし、C型肝炎は血液を介して感染するため、通常の性行為に比べて、出血を伴うリスクの高いアナルセックスの場合は注意が必要な性病です。

C型肝炎は、感染しても無症状の人も多く、早期に気付かないことも珍しくありません。また、症状が見られる場合は「体がだるい」「疲れやすい」「食欲不振」といったものが見られます。しかし、いづれにせよ、はっきりとした症状ではないため、C型肝炎に感染していることを自覚出来る場合は多くはありません。また、感染が進行していくと、B型肝炎同様に慢性肝炎、肝硬変へと発展していく場合があります。

クラミジア

日本で一番感染者数が多いクラミジアも、アナルセックスによって感染する可能性が高い性病です。膣挿入の場合は、挿入される側は膣内に、挿入する側は尿道内に、クラミジア感染が起こります。一方、アナル挿入の場合、挿入される側は肛門内に、挿入する側は尿道内に、クラミジア感染が起こります。

挿入する側は尿道内に感染が起こることで、「尿道から膿が出る」「排尿時に痛みがある」「尿道が痒い」といった尿道炎の症状が現れます。挿入される側は肛門内に感染が起こることで「直腸が痛む」「膿が出る」「下痢」「出血」「粘血便」といった直腸炎の症状が現れます。ただ、尿道炎、直腸炎にしても、必ず症状が現れるわけではありません。自覚症状がない場合も多いです。そのため、自覚症状がないからといって感染していないと判断は出来ません。

淋病

男性に多い性病である淋病は、病原菌である淋菌が血液や体液に含まれています。肛門内に精液やカウパー腺液を放出した場合、挿入される側は肛門感染を起こす危険性があります。また、挿入する側も、肛門内の傷口からの出血や感染部位との接触によって感染する危険性があります。

挿入する側は感染すると、淋菌性尿道炎の症状が現れます。「尿道から膿が出る」「おしっこの時に痛みがある」「尿道が痒い」「尿道の違和感」といった症状です。クラミジア性の尿道炎に比べて淋菌性尿道炎は症状が強く現れるため、気づきやすい特徴があります。もし、強い痒みや排尿時痛を感じる場合は、淋病の可能性が高いと言えます。また、挿入される側は感染すると、淋菌性直腸炎の症状が現れます。「肛門の痒み」「肛門の痛み」「出血」「膿や分泌物が出る」「腹痛」といった症状です。

アナルセックスはあらゆる性病に注意が必要

アナルセックスはあらゆる性病に感染するリスクがあります。一般的な膣挿入行為と感染する可能性がある性病は同じです。そのため、「HIV」「梅毒」「クラミジア」「淋病」「B型肝炎」「C型肝炎」以外にも「カンジダ」「トリコモナス」「コンジローマ」「ヘルペス」といった性病にも感染するリスクがあります。

ただ、アナルセックスの場合は性行為中に肛門内に病原体が侵入しやすい傷が出来たり、病原体を含む出血を伴うリスクが高いため、性病に感染するリスクが高まるのです。また、アナルセックスの場合はコンドームの装着率が低いことや中で出してしまうケースが多いといったことも性病に感染するリスクが高い要因です。アナルセックスは膣挿入と違ってコンドームを使用しなくても、中で出しても妊娠する心配がありません。そのため、妊娠の心配がないという安心感からコンドームを使用せず、中で出してしまうといったことで性病の感染リスクを上げてしまうのです。アナルセックスの場合は、あらゆる性病に感染するリスクがあり、さらにその感染率は高いため、性病感染に注意しておきましょう。また、出来るだけコンドームを装着し、中で出すようなことは控えるようにしましょう。


自宅でこっそり性病検査が出来る

男性用

検査項目

  • HIV(エイズ)
  • クラミジア
  • 淋病
  • 梅毒
  • トリコモナス
  • カンジダ
  • 咽頭淋病
  • 咽頭クラミジア
  • B型肝炎
  • C型肝炎

女性用

検査項目

  • HIV(エイズ)
  • クラミジア
  • 淋病
  • 梅毒
  • トリコモナス
  • カンジダ
  • 咽頭淋病
  • 咽頭クラミジア
  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • HPV
  • 子宮頸がん
  • 自宅で簡単に検査出来る
  • 完全匿名性で誰にもばれない
  • 簡単な方法で検体を採取して郵送するのみ
  • 翌日から3日程でウェブ上で結果が分かる
  • 国指定の登録衛星検査所で検体検査が行われるため信憑性は問題無し
  • 大手メディアで多数取り上げられている安心感

GME医学検査研究所の検査キットを使用すれば誰でも自宅で手軽に、誰にもばれることなく、迅速に性病感染の有無を調べることが出来ます。検査キットの信憑性が心配されることもありますが、郵送された検体は病院や保健所が利用している国指定の登録衛生検査所という専門機関で検査される形になりますので、病院や保健所での検査結果との差はありません。性病が気になる方は出来るだけ早めに検査を行ってみてください。

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